マタニティマークとは

マタニティマークとは妊産婦を表す「絵文字」のことです。特に妊産婦自らが身に付け、妊産婦の存在を喚起するためのマークを指します。外見からは判別し難い妊娠初期の妊産婦に対する理解を得ることを主眼としています。マタニティマークは上記の趣旨に沿ってデザインされたものに対する総称ですが、一般的には厚生労働省が定めたデザインを示します。さらに、マタニティマークは、交通機関、飲食店、職場、その他の公共機関等が、その取組みや呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するものです。 厚生労働省は「健やか親子21」推進検討会において、マタニティマークを使うこと等により、「妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保」を挙げています。
 

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マタニティマークの活用

交通機関では、優先席のマークなどにおなかの大きな妊婦のマークが使われていますが、妊娠初期には外見からは妊娠していることが分かりづらいことから、周囲からの理解が得られにくいという声も多くあります。まだ妊娠初期の頃は、外見は普通の人なので、いくら臭いで具合が悪くなったとしても、誰も席は譲ってくれません。悲しいのは、たまたま座った席の前に、お年を召した方がいらっしゃり、妊婦である自分が座り続けていたら、周りから「何あの人、若いくせに席も譲らない」という声が聞こえるという場面です。そんな時のために、マタニティマークをつけて妊娠をさらりとアピールしましょう。

マタニティウェアとマタニティマーク

妊婦というある意味では相当に特殊な体型を美しくカバーするには、それなりの工夫が必要だと思います。よく考えてみれば、マタニティウェアで過ごす期間は9ヵ月=3シーズン。おなかが目立つ前のつわりの時期から、しめつけの少ない服は重宝します。ですが、マタニティウェアを着ていると、妊娠の体系が隠れることになります。ですから、マタニティマークをつけていたら妊娠を周りに知らせることができるのです。鉄道会社も、「妊娠初期の場合は外見からは分かりにくいため、周囲の方に妊婦と気づいてもらえない。」、「外見から妊婦の方だと思っても、勘違いに対する恐れから席を譲ることができない。」等のお客様の声に応え、鉄道の利用環境向上のために、マタニティマークの配布を実施しています。

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